葬儀の流れ
1. 危篤
2. ご逝去(ご臨終)
3. 葬儀社手配
4. ご遺体搬送・安置
5. 葬儀のお打ち合わせ
6. 葬儀準備
7. 納棺・湯かんの儀
8. 通夜
9. 葬儀・告別式
10. 火葬
11. 初七日法要
12. 精進落し
13. 散会・ご帰宅
1.危篤 → 2.ご逝去(ご臨終) → 3.葬儀社手配 → 4.ご遺体搬送・安置 → 5.葬儀のお打合わせ → 6.葬儀準備
故人を悔いなく送るためには、葬儀の事前準備はとても大切です。慌ただしい中の準備となりますが、やるべきことをしっかりおさえ、わからないことは何でも葬儀社にお尋ねください。
危篤連絡を受けても、慌てずに冷静になりましょう。まずは危篤者の身近な方々への連絡や、休みが必要な場合は職場への連絡が欠かせません。故人と親しい方や会って欲しい方への連絡は事前に「連絡リスト」を作っておくのもおすすめです。
ご逝去(ご臨終)後は末期の水を取る、エンゼルケア、死亡診断書・死亡届の受け取り、臨終を知らせるべき関係者への連絡、病院への支払いといった対応が必要です。失意の中にあっても、遺族の方はこうした対応を行わなければいけません。
故人のご遺体は病室から病院内の霊安室へと移されますが、霊安室には基本的に数時間ほどしか滞在できません。このタイミングで葬儀社(搬送先)の手配を行うのが一般的です。
葬儀までの間、ご遺体を安置しておく必要があります。病院の場合、ご逝去後はすぐに搬送を求められますので、早急に搬送先を決め、搬送業者の手配をする必要があります。一般的には手配した葬儀社が、ご自宅や葬儀会館・民間業者の安置所に寝台車で搬送します。
葬儀の打合わせを進めるにあたり、喪主の決定は欠かせません。
葬儀社が決まり、ご遺体が安置されましたら、葬儀社の担当者と葬儀の打ち合わせに入ります。その後「一般葬か、家族葬か」など葬儀形態を決め、次に宗教の確認、場所と日程、葬儀プランなど、故人の遺言や遺族の意向をふまえて決めていきます。
葬儀前にやるべき準備として、打ち合わせと並行して死亡届の提出、遺影写真の準備、弔辞の依頼などがあります。喪主を中心に遺族・親族で協力して行いましょう。
7.納棺・湯かんの儀 → 8.通夜 → 9.葬儀・告別式 → 10.火葬
葬儀の前には、最後のお別れをするために、故人の身なりを整え、棺に納めてから送り出す「湯かんの儀」と納棺を行います。具体的にはお身体を清拭し、お化粧やお着替えを施しお棺にお納めします。
納棺の際には、副葬品も一緒に棺の中に入れていきます。副葬品として入れられないものもあるので、こちらは事前に確認しておきましょう。
葬儀の1日目に行われる通夜は、多くの方が参列する儀式です。近年は、夕方6時から?7時ころから行われ、親族だけでなく縁のあった方々が集まり、故人を弔います。
参列しやすい時間帯であることから、葬儀・告別式よりも参列者が多くなることもあります。
通夜振る舞い
通夜振る舞いとは、通夜の後に設けられる食事会のことです。通夜振る舞いは単なる食事会ではなく、「喪家が弔問客に対して感謝の意を表す」「故人を偲ぶ」っという2つの意味があります
故人との最後のお別れをするのが葬儀・告別式です。
仏式の場合、読経の中で宗教者が引導を渡すことで故人は現世に別れを告げ、迷いなく仏様のもとへ導かれます(宗旨・宗派により異なります)。参列者は焼香と合掌を行い、故人との最後の別れをします。
これらも、宗派により、お別れの仕方、考え方、作法は変わります。
故人と最後のお別れをして出棺したあとは、火葬場へと移動します。そして炉の前で「納めの儀」を行い、棺を火葬炉に納めます。火葬後は、遺骨を骨壷に入れる「拾骨」を行います。
火葬にあたっては「火葬許可証」が必要になります。慌ただしい中で、この火葬許可証を当日に忘れてしまうこともあるため、葬儀社に預けておくことをおすすめします。
11.初七日法要 → 12.精進落し → 13.散会・ご帰宅
葬儀後は初七日法要・精進落しを行い散会となります。初七日法要を当日に行うことが増えてきていますが、地域によって異なります。初七日法要をいつ行うかで葬儀後の対応も変わってきますので、事前に葬儀社へ確認しておきましょう。
初七日法要とは、故人の命日から数えて7日目に行う法要ですが、近年では葬儀と同じ日に初七日法要を行うことが増えています。この法要では故人が極楽に行けるよう、読経し成仏を願います。
初七日法要のあとは、精進落しです。葬儀でお世話になった参列者をもてなします。遺族は下座に座り、最上座には宗教者に座っていただきます。宗教者が参加できない場合は、お布施として御膳料をお包みする事が多いです。
精進落しをもって、葬儀は散会となります。喪主は最後に散会の挨拶をし、宗教者や参列者に感謝の気持ちを述べましょう。
葬儀後も、やらなくてはいけない手配は残っています。事前に確認し、見落としのないよう気をつけましょう。